ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落347 [2015-06-26]


347 To explain fully this universal force and its workings would be impossible: for it would demand a knowledge of Primal Cause. But whatever method was used to throw the Cosmic Force of the Universe out of its natural state of equilibrium, and set it into primal concentration or chemicalization, was also the beginning of thought.
347 この宇宙普遍の力とその働きを完全に説明しようとするのは困難でしょう。何故なら、それには原始の因の知識が必要とされるからです。しかし、自然の平衡状態から宇宙空間の宇宙的な力を取り出して、それを原始の密度状態、即ち化学処理に作用させる為に、どのような方法が用いられるにせよ、それはまた想念のはじまりでもあったのです。



【解説】
想念のはじまりとは私達が考えているような個人の勝手な考えや思いつきといったレベルのものでないことが本項の記述から良く分かります。
元来の想念、即ち物質に作用し、物事を発現させるような実効力のある「想念」は、その源を宇宙の原動力的なものに由来し、その作用は平衡状態にある物質界に作用して、その持つイメージの実現を図るものと言うことが出来ます。実はそれ程に私達が扱う想念・印象は元来、発現力を有しており、慎重に取り扱う必要があるのです。
しかし、私達は自身の発する想念を含めて、あらゆる想念・印象に対してこれまで重きを置いて来ませんでした。極一部の人々がその重要性に気付き、修行の一環として心身を正す訓練を行っていたに過ぎません。しかしこれからは、私達一般人が自らの進化の為に、これら想念・印象について基本原理を学び、かつ各自の実生活の中でその内容を活かすべき時代になっています。


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