ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落345 [2015-06-24]


345 Perhaps you have taken these reactions as a matter of course, attributing them to psychological rather than physiological sources. But the fact is, we cannot separate the two phases of expression; both are the result of chemical action. Any phenomena of sensation, whether it be a feeling of great joy because the sun is shining, or a pain in the stomach caused by eating some food for which the cells had no affinity, is the product of chemical reaction. In any channel of awareness, we cannot get away from the fact that we are living in a chemical universe. It matters little whether those chemicals manifest as a force, or as a substance.
345 おそらく貴方はこれらの現象を当然のごとく生理的というよりは心理的な源泉に起因する反応だと思って来たことでしょう。しかし、事実は私達はこの二つの表現の側面を分離することは出来ないのです。両者は共に化学反応の結果です。如何なる感情の現象も、それが太陽が輝いているが故の大いなる喜びの感じであっても、細胞に親和性が無く摂った食物によって胃に生じた痛みであっても、それは化学反応の所産なのです。如何なる知覚の経路であっても私達が化学的宇宙に生きている事実から離れることは出来ません。それらの化学物質が力として現れようと、物質として現れようと大差はありません。



【解説】
森の中のすがすがしさにはフィトンチットと呼ばれる木々から放出される成分が関係していることや、昆虫達の行動の源にはフェロモン等、微量な成分が関係していることが知られています。実際には、本文で述べられているように、私達の印象の源にはこのような化学物質が関係しているということでもあります。
私達自身の気分にも種々のホルモンが関係しますし、逆にそれを用いて精神疾患を治療する場面もあることでしょう。また逆に薬物依存によって実生活が破綻するケースも出てくることもあるのです。
このように私達は化学物質によって精神的にも影響を受ける訳ですが、だからと言って物質万能で良いとする訳ではありません。先ずはそのような身体の仕組みを知った上で、正しい道を歩むことです。その為には単に化学物質の効力を知るのではなく、それを生み出すより深い仕組みについて学び、物質に依存しない生き方を自ら構築することが重要となります。


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