ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落344 [2015-06-23]


344 We find that fog and cloudy weather produce a sense of mental depression in many people. Even the direction at which the sun's rays strike the earth will influence us all to some degree. During the winter our natural ability is slowed down; but with the first promise of spring a feeling of exhilaration surges through our body cells, and we take a renewed interest in life. Seismological disturbances produce a general feeling of restlessness; electrical storms affect the nervous system. Examples of this chemical action upon the cell consciousness are almost endless.
344 私達は霧や曇りの天気は多くの人達に憂鬱な感じを作り出すことに気付いています。太陽の光線が地球に当る方向でさえも、私達全てに何らかの影響を与えることでしょう。冬の間、私達の自然の活動は低下しますが、春のきざしとともに快活さが私達の肉体細胞の中に沸き上がり、私達は生命に対する復活した関心を持つのです。地震の揺れは一般的な不安のフィーリングを作り出しますし、電気的嵐は神経系に影響を与えます。細胞意識に及ぼすこの化学作用の例はほとんど際限が無いくらいです。



【解説】
ここで重要なのは天候その他の影響は、直接心が受けるというよりは、私達自身の身体細胞がこれら外界からの影響を真っ先に受けた後、その身体細胞から発する印象から影響を受けていると説かれていることです。つまりは身体細胞の方がより鋭敏に外界からの影響を受けていることになります。
しかし、一般にはこれら自分の身体細胞が発する印象を私達はただ漠然と感じ取っているに過ぎません。何となく感じる程度に留まっています。しかし、この現象の奥には私達の身体の各細胞が外界からの影響に対して鋭敏であり、その知りえた変化を私達の心に伝えようとしていることがある訳です。
このことを突き詰めれば、身体細胞からもたらされる印象という伝令言語を私達はより誠実に受け取ろうと努力しなければならないことが分かります。また、その延長上に、地中深く起こっている地殻変動その他の現象を感知する体制も生まれるものと思われます。身体内にある60兆個もの細胞が各々アンテナとなってあらゆる種類の波動情報を感知するという訳です。


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