ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落334 [2015-06-09]


334 All knowledge is available to man from the vast sea of thought in which he lives. Out of the billions of thought-rays that radiate from the center of projection of one action, only ten may be intercepted by human intellects; while the rest of the thought-rays will travel on through the universe. Yet, at any time they may be picked up by an individual who is receptive to them. Though all the writings of man be destroyed, a truth once recognized can never be lost; for it has made its impression upon the mind-substance of space, and remains a universal memory. In the ancient teachings these thought patterns, or individualized records of action, have been referred to as the Akashic records; while the Bible speaks of them as the Book of Remembrance.
334 人には自らが住む想念の広大な海から、すべての知識が入手可能なのです。一つの行動の放射の中心から発する何十億もの想念線の中で、人間の知性はわずか10個の想念しか感受しないかも知れません。しかし、その一方では残りの想念線は宇宙空間を進行し続けます。しかも、いつかそれらは感受できる個人によって取り上げられるかも知れません。人間の書いたもの全ては破壊されたとしても、一度理解された真実は決して失われることはありません。何故ならそれは宇宙の心の物質の上に印象づけられ、宇宙的な記憶として残るからです。太古の教えの中では、これらの想念パターンあるいは個々の行動の記録はアカシックレコードと言及して来ており、聖書はそれらを記憶の書と呼んでいます。



【解説】
本文を記述の通り受け取ろうとする場合、私達は私達の行動は実際には何十億もの想念を発生させていることが分かります。実は私達はその内、せいぜい10個程度を自覚するに過ぎず、他の部分は共鳴・認知されることのないまま、宇宙に拡散されるという訳です。これについては例えば道に咲いている花の美しさに気付いたとします。しかし、花が咲く為には、そのほかに何十億もの想念が働いている訳で、その想念・印象のごく一部しか私達は知覚していないということを著者は説いているということになります。
この膨大な想念の世界について私達はこれまで想像することさえなく、漫然と日常生活を送っていましたが、自らの行動の一つ一つがそれほど多くの想念・印象を伴うものであることは、大きな驚きをもって受け取られるに違いありません。
これら宇宙空間に放たれた想念は以後、失われることなく宇宙に残留している訳で、一度、真理が明らかになれが、それ以降、証拠の記録が失われる等、如何なる事態に陥ろうとも、真理は失われることはありません。たとえ発見者本人が亡くなっても、また記録類が失われても、その真理の自覚は宇宙空間に想念・印象として保管され、未来永劫消えることはないからです。


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