ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落333 [2015-06-08]


333 Why should one delve into such a dangerous medium when he can recall his past without the aid of a hypnotist? When man gets to the eternal care of his real Self, this can be done in a true sense. Then will be revealed to him the many states through which he has passed in development; and the purpose for which the form of man was created. For the first time, he will then realize that he was a witness as one with the Father to all creation; for the story of creation and the part man played in it has been indelibly impressed throughout space. Therefore, since man is the product of space, and he is a Divine Thought in action, he ever strives toward his natural heritage; which is an understanding of the Primal Story.
333 人は催眠術師の助けを必要とせず自らの過去を思い出すことが出来るにも拘わらず、何故このような危険な媒体を探求しようとするのでしょうか。人間は彼自身の真の自我による永遠の庇護に到達すれば、これは正気の中で為されることになるのです。そうなれば、自分が成長の過程で通過した多くの状態を自らに現すことでしょう。また、その人が創造された目的についてもです。その結果、彼ははじめて自分が全ての創造の父と共に居た目撃証人であったことを自覚することでしょう。何故なら、創造の物語と人間が行動したふるまいは宇宙全体に消えることなく印象付けられているからです。従って、人間が宇宙の産物である以上、また人間が活動する聖なる想念である以上、人は自分の生まれながらの相続財産、即ち原始の物語の理解に向かって努力を続けるのです。



【解説】
危険な催眠術に近づかなくても真の自我に到達できれば豊富な記憶の世界が様々な事柄を教えてくれるという訳です。
私達人間が過去にどのような行動を取り、どのような体験をしたかについては、宇宙全体の中に記憶され、それらに到達することで十分な知見を得ることが出来る訳で、自分自身を失わせるような催眠術に近づくべきではないのです。
本文に説かれているように、何かの行動した際に本人が放つ想念・印象は空間に保存記憶され、それは万物始原の宇宙創造にまで遡る膨大な記憶の書として存続するということです。私達は自ら良質な想念を放つことと同時に過去に記憶された優れた想念を見出し、学ぶ必要もあるのです。


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