ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落331 [2015-06-04]


331 Lying dormant through the years may be a memory involving some incident (either major or minor), that happened to your parents or to a neighbor, and which was discussed in your presence when you were very young. When a suggestion relative to any of these long-forgotten memories is given under hypnosis, they became readily accessible to us; for everything we have ever read, or heard, or seen, is stored in the mind.
331 貴方がとても小さい頃、貴方の居る前で貴方の両親あるいは隣人に起った(大きいにしろ小さいにしろ)何かの出来事に関連したある記憶が何年も休眠していたのです。催眠術下でこれら長い間忘れられていたものに関係して暗示が与えられると、それらが私達に容易に接することが出来るようになります。何故なら、私達が読み、聞き、見たもの全ては心の中に貯えられるからです。



【解説】
本項で著者は、私達は自らの心の中に日常的な物事も含め、あらゆる体験が記憶保持されると説いています。思い出せないだけで全ては記憶されているという訳です。
しかし、ここで注意したいのは、日頃無感動でマンネリな生活を送っていると、そもそも行動の中に「体験」が無い訳ですから、記憶する内容もなく、月日が過ぎ去ってしまうことになります。それでは記憶も残す筈もありません。
よく毎日感動する体験が大事だと言われますが、それはこの新鮮、強烈な印象が発揮され、この記憶として各々蓄積するところにその意義があるように思われます。年齢を重ねるにつれ認知症等の障害が発症しやすくなりますが、それを予防する上でも毎日新鮮が心境で暮らし、豊かな記憶に包まれた生活を送れるよう自ら努力する必要があります。


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