ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落330 [2015-06-03]


330 Only outstanding events in our lives are retained in our active memory files. Anyone can remember important happenings dating back to childhood; but, unless something momentous occurred on that day, can you remember the details of what happened to you one year ago today? Or, for that matter, can you recall every detail of a month ago today? Yet, these details were itemized and catalogued in your memory, and can be recalled.
330 私達の生活の中の目立った出来事だけが私達の活動状態の記憶のファイルに保持されています。誰でも子供時代に遡って重要な出来事を思い出すことは出来ます。しかし、何か重大な事がその日に起らない限り、一年前の今日、貴方に起った事柄の詳細を覚えていられるでしょうか。あるいはその件について一ヶ月前の今日の細かい個々の事柄を覚えていられるでしょうか。しかしそれでも、これらの詳細は貴方の記憶の中に箇条書きされ、分類されており、思い起こすことが可能なのです。



【解説】
本項で著者が説くように実際には私達が一瞬一瞬体験している物事は、本来私達の中に一つ一つ整理され、記憶されるという訳です。日常考えて見ても、時々の出来事が起こった時点では私達はその後しばらくはその出来事の記憶を保持していることは確かです。しかし、月日が経つにつれて他の出来事への対応等から、その記憶は順次新しいものに移り換わって行きます。
しかし、実際には自分が体験した事柄は永久に私達の何処かに保持されており、それ故何らかのきっかけで記憶がよみがえることが可能となるのです。
ここで私達が考えなければならないのは、本文に記されているように記憶が箇条書きのように分類され、実は整然と保存されているというところです。場所については明示されていませんが、基本的には細胞の中に等しく蓄えられているのではないかと思われます。
実はこの記憶は宇宙全体にも等しく繋がっているものと考えられ、それが宇宙の記憶の書とも表現されている訳で、私達はこの記憶の書に接することが出来れば、有史以前からの膨大な知識、経験の海の中で学ぶことが出来ることになります。


第3部 3章 段落329 [2015-06-02] <<  |  >> 第3部 3章 段落331 [2015-06-04]