ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落321 [2015-05-20]


321 An example of this occurred involving an acquaintance of mine who was the head of a large concern in the east. Wanting to make his home in the western part of the country, this man had left his business in the hands of a capable and apparently trustworthy manager; who also happened to be a large stockholder in the company. Except for the annual reports, and occasional correspondence between the two, the head of the company was not worried with the operational arrangements of the business, for he had utmost confidence in his manager's ability and honesty.
I knew that my friend's interest lay in the east, but at that time, I was not familiar with the managerial details.
321 このことの一例が、東部(訳注:米国東部)における大きな仕事の社長であった私の知人の一人について起りました。西部に自分の家を持ちたいと思っていたこの人物は自分のビジネスを有能で見掛け上も信頼出来そうな支配人の手に委ねたのです。その支配人はまた、たまたまその会社の大株主にもなったのです。年間報告や二人の間の時々の連絡を除けば、その会社の社長は事業の運営手はずについて心配はありませんでした。彼は自分の支配人の能力と誠実さには絶大な確信を持っていたからです。私は私の友人の関心が東部にあることは知っていましたし、その頃、私はその経営上の詳細についてよく知りませんでした。



【解説】
アダムスキー氏は塗装業で成功していたとされており、その後、夢にイエスが現れてからは、それまでのビジネスを断念し、哲学・宗教の活動に専念するようになったとされています。
その結果、コンタクト以前から、Royal Orderをはじめ様々な形態の下に自らの啓蒙活動を行っており、そのような中に本事例もあったと思われます。
この場合、相談者は支配人に絶大な信頼を寄せており、実は当初、その支配人も誠実な仕事振りであったことが想定されます。しかし、問題は人間の心は変わりやすいもの、取り分け地球人の心のレベルは様々な誘惑に弱いものであることです。得られる利益を前に長年自分を信頼してくれた人を裏切ってしまうような下劣な心境をもたらすような想念も世の中には数多く漂っています。
そのような低レベルの想念に犯される危険性があるというのが、本文を読んだ際の感想です。


第3部 3章 段落320 [2015-05-19] <<  |  >> 第3部 3章 段落322 [2015-05-21]