ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落320 [2015-05-19]


320 The greatest minds in the world today will not deny that all phenomena is the result of action. Here, we are dealing with that particular invisible vibration called thought, which, like light, travels out from its point of projection in millions of straight lines in all directions. There are billions upon billions of thought actions taking place in the universe. Like light, their vibratory radiation is a constant thing; traveling at a definite rate which never varies. These vibratory rays traveling through space at a certain speed will, according to the law of accuracy, contact or cross each other at a given point: producing predictable results. Anyone who has learned to turn his awareness to the state of universal interest, can consciously perceive these vibrations contacting; and from the reactions produced, can foretell the outcome before these actions have become visible to the recognized channels of sense.
320 今日、世の中の最も偉大な心を持つ者達は、全ての現象は行動の結果であることを否定しないでしょう。ここでは私達は想念と呼ばれる特別な、目に見えない振動を取扱っており、その振動は光のように放射のポイントから全方向に何百万もの直線として旅出ています。宇宙空間では何十億の何十億倍もの想念活動が起っています。光のようにそれらの振動する放射線は一定に動きます。決して変わることのない一定速度で進行しているのです。宇宙を通して旅するこれら振動する放射線は正確さの法則に従って、互いに与えられた地点で接触し、互いに交差することでしょう。そして予想可能な結果をもたらすのです。誰でも自らの気付きを宇宙的な関心の状態に転換することを学んだ者は、意識的にこれら振動が互いに接触しているのを知覚出来、その際作り出される反応から、これらの活動が認識された感覚の経路に見えるようになる前に、その事態を予見することが出来るのです。



【解説】
あらゆる現象はそれが現実世界に生じる為には、その原因となる活動が先行して成される必要があります。想念波は一たび放出されるや、宇宙空間をくまなく放射する波動となって空間に拡がり、やがては他の想念波に出逢って力を増したり、状況を変えることもあるでしょう。
そして、それらがその波動の持つ作用を発揮する条件の下に到達すると、具体的な創造作用が現実化するものと思われます。その現実化は想念波の持つイメージと同じものである以上、想念波の段階で内容を知覚出来れば、物事が現実化する前に完成後の姿をイメージ出来ることになります。熟する前にリンゴを味わう等々の事例はこれまでにも説明されているところです。
よく建築家が設計図の段階で完成後の建物をイメージ出来るように、想念が未来の設計図である以上、想念波を知覚出来れば未来の姿をイメージ出来ることになります。


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