ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落313 [2015-05-07]


CHAPTER V
Clairvoyance, Clairaudience, Premonitions, Etc.
313 Through ignorance, man has endowed clairvoyance, clairaudience, the ability to foresee future events, etc , with mystical, unknowable powers. We are inclined to view with awe that person whose hunches are invariably right, and attribute this ability to a mysterious extrasensory origin. But the use of any or all of these, whether consciously or unconsciously, is merely perception, or alertness, working in the individual. This is true not only in regard to personal affairs, but this perception can also encompass universal conditions.
第3章
透視、透聴、予知、その他
313 無知故に人は透視、透聴、未来の出来事を予測する能力その他を神秘的な人知を越えた能力のせいにして来ました。私達はその予感がいつも変わることなく正しい人々を畏敬を持って眺めがちであり、この能力を何か神秘的な超感覚的な源泉に起因するものとして来ました。しかし、これらのいかなるものも用いることは、意識的であるか非意識的であるかに関わらず、それは単に各自に働く知覚或いは警戒の作用でしかないのです。この知覚作用は個人的な物事に関するばかりでなく、宇宙的な状況を包含することも可能なのです。



【解説】
テレパシーは誰でも身に付けられる能力であり、そこには何らの神秘が無いというところが大切な点です。とかく私達は能力者を崇拝しがちですが、それは誰とも変わることのない人物であり、特別視することは良くありません。また、一方で、それら能力は訓練、学習の結果、身に付く訳で、その結果だけを追い求めてテレパシー学習を続けるのは本筋ではありません。生命の仕組み、宇宙との関連性の学習、自らの内省の過程でそのような生きもの本来の能力が育まれるからです。
また、一方で急激な能力の開発も適当ではないように思います。本項のように予知、透視能力の場合、自らが鋭敏になって感受するものの中には、現実世界の中で苦悩する人々の放つイメージも多いように思います。それらに対して十分な包容力が育成されていない者は、それらに対処することが出来ず、逆に不必要な影響を受けるように思うからです。
結局は私達自身の日頃の学習、鍛錬の成果として、これら能力が顕在化するのであれば、それは好ましいことであり、私達はそれら新しい能力も活用しつつ、日常生活を豊かなものにして行くことが出来るのです。


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