ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落308 [2015-04-24]


308 Being the recipient is much more difficult than the conscious sending of impressions, because we have never been taught the necessary restraint to develop this facet of our lives. Since time immemorial, our four senses have quarreled and bickered amongst themselves; yet we have not been conscious of the unbalance this was causing within our being. We have worried and fretted over conditions we could not change; and we have unquestioningly accepted the concepts of gloom and doom because these strong vibrations impinge themselves on our bodies. But I believe it has been made apparent that with a measure of self-control, and a practical approach to life as it really exists throughout all manifestation, we can cast off these detrimental thought-habits and expand our consciousness to a clearer understanding of our rightful place in the Cosmic Plan.
308 意識して印象類を送信することよりも、受信者であることははるかに難しいものです。何故なら、私達はこれまで私達の生き方におけるこの側面を発達させる為に必要な抑制を教えられて来なかったからです。太古の昔から私達の4つの感覚は互いに言い争い、口論して来ました。それでも私達は、このことが私達の中にもたらしているアンバランスについて未だ意識していません。私達は私達が変えることの出来ない状況について心配し、思い悩んで来ました。また私達は憂鬱や非運の概念を疑い無く受け入れて来ました。何故なら、これらの強い振動はそれらを私達の肉体に衝突させて来るからです。しかし、私達は自己統制の手法とあらゆる創造を通じてのありのままに存在する生命への実践的なアプローチによって、私達はこれら有害な想念習慣を投げ捨て、私達の意識を宇宙英知の計画における正当な地位のより明確なる理解へと拡げることが出来るのです。



【解説】
私達が抱える心の問題は数多いのですが、その中でアダムスキー氏が最も戒めている要素が、本項で明かされているように思います。それが本文中に明記されている「憂鬱」や「悲運の嘆き」という感情です。この種の感情が想念・印象の感受はもとより、最も悪い影響を人体に与えるものと思われます。
おそらくは体内の細胞の活動を停止させ、疾病部分の治癒を遅らせる等々の影響を身体に及ぼすものと思われます。
私達はこれらの波動に対しては断固として受け入れてはならないのです。身体内部をバランスのとれた落ち着いた環境に保ち、自然界の一員として自然と調和した想念波動を体内に浸透させなければなりません。歴史上も多くの偉人、聖人達は時の権力者から迫害され、刑死に至ったケースも多い訳ですが、そうした極限状態の中にあっても、爽やかな心境を保つことが重要な所です。かつて十字架上のイエスは苦痛の中にあっても傍らの囚人に優しく語りかけたとされています。真理を理解した者に絶望や憂鬱の心境は有り得ないのです。


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