ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落304 [2015-04-20]


304 In developing telepathy as a means of communication, remember impressions work from mind to mind; and distance is no barrier. As we first begin to use this universal language, we will find it easier to exchange impressions with a few chosen individuals until confidence is gained. With all parties working in sympathy a certain wave length can be established between them; making it possible for them to communicate much as radio "hams" talk back and forth around the world.
304 意思疎通の手段としてテレパシー能力を発達させるについては、印象は心から心に作用し、距離は障壁にはならないことを覚えておいて下さい。私達がこの宇宙普遍の言語を最初に用いるに当っては、確信が得られるまでは少数の選ばれた個人の間で印象を交換する方が容易であることがわかるでしょう。仲間意識を持って働く仲間の間では、ある波長が出来上がりますし、ラジオの「アマチュア無線家」が世界中と通話するように意思疎通を可能とするのです。



【解説】
親しい者同士の間には共通の周波数というようなものが確立するということです。その結果、一人の発する想念は距離に関わらず仲間に感知され易いという訳です。
同じ周波数とは互いに同調出来る間柄であり、自他の区別なく接することが出来る関係でもあります。よく「心が通じる」という表現がありますが、文字通り、想念の通り道とも言える関係がそれぞれの間に成り立つということでしょう。
同様の意味から言えば、空に向かって宇宙船の飛来を願ったり、各自の体験を神仏に報告したりする心境の背景には、こうした親しい間柄の中に生まれる心のつながり、今日で言う絆(きずな)というものがある訳です。人々が求めているものの本質はこうした人々の間の心の連携、つながりであるように思われます。また、同様な意味からは、自然界の動植物は既にこの関係を十二分に培っており、無数のアリの行列や鳥達の渡り等、誰言うとなく一体となって行動する背景には、こうした能力を各々が備えているからに他なりません。


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