ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落288 [2015-03-26]


288 To answer these questions, we must again refer to the universal law of action. The scientific definition of this law is, "Any object set in motion has a tendency to continue in motion in the same line, or direction, until acted upon by some external force."
288 これらの疑問に答える為、私達はもう一度、運動の普遍的法則を引用しなくてはなりません。この法則の科学的定義は「如何なる物体も動かしはじめると、何らかの外力が作用しない限り、それと同一の直線、同じ方向に運動を続けようとする傾向を持つ」としています。



【解説】
私達は大きな流れの中に身を置いているということでしょう。とてつもない大きさとも言える球体の上に生活していますが、その球体自体、宇宙空間を一定のスピードで移動し、合せて自身も一定の速さで回転しているのです。こうした一連の動きは宇宙創造の時まで遡る程の長い時間の中、変わらぬ運動として、その表面に暮らす生きものたちの生活にとって無くてはならない安定した生存環境を提供しています。
このように安定した環境づくりには重要な慣性の法則なのですが、私達の精神活動にとっては要注意な要素であるという訳です。
これまで学んで来たように、私達はとかく惰性に流され易く、新しい事柄、新しいアイデアを取り込むことを年齢を重ねるにつれて、次第に行わなくなります。新しい事柄に挑戦し、成果を得るべく努力しても、結果に自信がない等々の理由を付けて、ひたすら従来のやり方を踏襲してしまう訳です。
しかし、これでは若々しさは生まれることはないのです。常に周囲の事柄に気を掛け、感性を高めること、得られたアイデアを実現させる具体的な行動をとることだけが、新たな経験を得ることに繋がり、身体細胞も活性化します。自身の内部を停滞状態から本来の生命活動状態に生まれ変わらせることが求められているという訳です。


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