ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落287 [2015-03-25]


287 I have said that in general, lack of receptivity is due to lack of interest on the part of the individual. We know that some persons are intensely interested in all that goes on around them, whereas others have limited interests. Why should this be? What causes the psychological difference?
287 私は一般論として、感受性の不足はその個人の側における関心の不足に起因すると言って来ました。私達はある人々は身の回りで起る全てに強烈に関心を持つ一方で、他の者達は限られた関心しか示さないことを知っています。これは何故でしょうか。その心理面の違いは何によるのでしょうか。



【解説】
感受性の由来は物事の関心にあることを私達は学んで来ました。しかしその一方で、多くの者が自分に関する事柄以外には無関心であることも確かです。本項ではそれがどのようにして起こっているのかを考えるよう、私達に説いています。
これまでの本文の記述の中から、私達は各肉体細胞を高密度で集積した状態を保つ上で、私達の心は絶えずこれら細胞をそれらの司令塔との自負している自身の心にのみ注目させようとして来ました。またそうした状況が金魚鉢の中の金魚のように各細胞に緊張を強いていることを学んで来ました。
このような一連の行き過ぎた心への集中が自分以外の事柄に関心を持たなくなり、従って感受性も育まれなくなったことにも繋がっているように思われます。また自然観察や生命探究など、未知なるものへの研究心はこれらの関心や感受性を必要としますが、その分野に興味が無ければ、自ずと関心も広がらず、想念をキャッチすべくアンテナを広げる必要もないことになります。しかし、本来、同じ恵まれた環境にあるのですが、関心がないばかりに、そのまま素晴らしい世界を見過ごした人生を送ることはもったいない限りです。


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