ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落282 [2015-03-18]


282 Relaxation is generally misunderstood. In consequence, there few people who have ever experienced true relaxation. Contrary to popular belief, it is not a state of inertia. It is a condition of intensified activity . . . because it is free activity.
282 リラクゼーションは概して誤解されています。結局のところ、これまで真のリラクゼーションを体験した人は少ないのです。よく信じられているのとは反対に、リラクゼーションは何もしない惰性の状態ではありません。それは、自由な活動であるが故に、激化した活動の状態なのです。



【解説】
前項(281)では私達は集中による弊害の為、容易に答えに辿り着けないことを学びました。本項のリラクゼーションとはこの集中状態とは反対、理想的な状況という意味で説かれている言葉です。
何事を行うにも自由で、抵抗や支障が無いこのような状況は、創造物の各々のあるべき心境とも言えるでしょう。植物の種が与えられた水分や温度の条件が整えば、一斉に芽を吹き各々が力の限り成長しようとする姿や、動物の幼生達の結果を恐れず、仮に他の生きものの餌となってしまうことにも構わず大洋の中で生きて行こうとする姿は、自由そのものであり、リラクゼーションを良く表しています。
しかし、独り人間だけは、このリラクゼーションを体得するに困難を抱えているように思います。自我というものがあらゆる行動を自身の保全に結び付け、その結果に執着しているからと思われます。私達の日常の心境を、自分の周囲の状況に関心を広げながら、より自由で活発なものに変えて行くことが、本項で言うリラクゼーションに繋がるものと考えています。


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