ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落281 [2015-03-17]


281 To some people, this may seem a very haphazard way of experiencing life. For has not the human ego, through hundreds of thousands of years, been trained to the idea of accomplishment by aggression and personal effort? Yet, there are the fortunate few who have discovered the universal way of life. Such persons include not only the seers and the philosophers (who, we pointed out earlier, understood that mastery of the body was essential), but those in all walks of life. Thomas Edison, one of the great scientists of our times, once remarked, "I have found that the answer to some of my most perplexing problems come to me after I have ceased trying to solve them." In other words, the thoughts started to flow freely when his interest was impersonal; when his intense concentration had been released.
281 人々によっては、これは人生を経験する上で行き当たりばったりのように思えるかも知れません。何故なら、人間のエゴは何十万年もの間、攻撃と個人的な努力による物事の達成という概念で訓練されて来たのではなかったでしょうか?それでも宇宙普遍の生き方を発見できた幸運な人達もいます。これらの人達の中には先見者や哲学者(彼らは古くから肉体の支配が不可欠であることを指摘し理解していました)ばかりでなく、あらゆる人生の歩みの中におりました。今日の偉大な科学者であるトーマス・エジソンはかつて、こう述べました。「私のいくつか悩んでいた問題の回答は、私がそれを解決したいとする努力を止めた後にやって来ました。」言い換えれば、彼の関心が非個人的になった時、即ち彼の強烈なる集中が開放された時に想念が自由に流れはじめたということです。



【解説】
がむしゃらに「努力」すれば成果が出るという訳ではないことを、私達は多くの経験上知っています。一方、優れた成果を出し、素晴らしい作品を残す者も世の中には多いものです。問題はその違いは何処にあったのかについて、私達は正直に自身の心境や行動について考える必要があるにも拘わらず、「成果を出せない」と思い込むこと、結果に囚われ過ぎるだけで、真の原因を掴むことが出来ないでいることでしょう。
人間の心が考察出来る内容、言葉に出来る内容は膨大な印象の世界と比べれば実に小さな範囲です。また本人の経験も限られたものです。
これに反して、宇宙の知性に通じる印象・想念は私達が想像する以上に大きな実現力を持ち、知識も豊富ということでしょう。私達が自らの心境、即ち心の状態をリラックスしたものに保てれば、即座に解決策が提案されるという訳です。本文に記されているように大抵の偉人と称される人達は皆、この法則を独自の方法で活用して来たということでしょう。がむしゃらに集中して「努力」することをひとまず脇に置いて、自らの心を解放し、直感を信じることが解決を導くことになります。


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