ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落279 [2015-03-13]


279 Thought-transference is much like a radio broadcast. In radio, a message or vibration is spoken into the microphone; passes through an amplifier and transformer; travels through space as an electric wave; is picked up by a receptive instrument; carried through the wires to the detector tube and transformer, where it again changes into the original sound waves. But if the power fails, or a tube goes dead in the middle of the message, the sound waves coming from the set will stop, and the speaker's voice may be interrupted in the middle of a word. When we tense our minds to an incoming thought, it produces the same effect on the brain that the power failure, or dead tube does in the radio set.
279 想念伝達は、ラジオ放送により近いものです。ラジオの場合、メッセージあるいは振動がマイクロホンの中に話され、アンプや変圧器を通り、電気的な波として空間を移動し、ある受信装置に拾い上げられると、電線の中を通って検波管や変圧器に運ばれ、そこで再び元の音声波に変換されます。しかし、メッセージの途中でも、電力が無くなれば、あるいは真空管が作動しなくなれば、ラジオから出る音声波は停止し、話し手の声は途中で中断させられることになるでしょう。私達が入って来る想念に対し、心を緊張させると、ラジオにおいて電力が落ちたり、真空管が切れるのと同じ影響を作り出すことになるのです。



【解説】
テレパシーについては他ならぬ私達自身が受信機であり発信機であるという訳です。その機能を高めるには、私達に備わっているものの、永らく使用されず、おそらくは放置されて来た仕組みを一つ一つ再整備し、動かして行くことになることでしょう。
著者はテレパシーをラジオの仕組みと同じだと説いています。私達自身の取扱いが誤っていて過度に緊張したり、無関心で過ごしていてはこれら関係する身体内の機構は本来の機能を果たすことなく衰えてしまうことになるのです。
重要なことは既に私達自身の中に必要な受信機、発信機は備えられており、それらが本来の機能を果たすようにしさえすれば、自ずとテレパシー能力は身に付くということです。その為には、まずその真実を受け入れ、自らの精神活動や状態を整えること、内省を通じて自身の内側の仕組みや実態を探究することが必要です。


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