ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落277 [2015-03-11]


277 The wise man will learn to pay attention to all thoughts passing through his brain. He will heed not only those pertaining to self, but also those thoughts taking place outside his personal field of comprehension. For only in this way will he grow in knowledge and receptivity. It is indifference and lack of interest which causes man to lose the greatest jewels of wisdom . . . lose them through apathy when he actually holds them within his grasp.
277 賢明な者は自分の頭脳を通過する全ての想念に注意を払うことを学ぶでしょう。彼は自身に属するもののみでなく、自分自身の理解の分野以外で起る想念についても心に留めることでしょう。この方法を通じてのみ、知識や感受性において成長するからです。人に智恵の最大の宝石を失わせるのは無頓着と関心の薄さであり、実際、手に握っているにも拘わらず無感動のまま無くしてしまうのです。



【解説】
感受性という要素が人間の進歩にとって最も重要であることが、本項の著者の説明から良く分かります。人間、年を重ねるにつれ、習慣性が増し、感受性は衰えます。しかし、長寿の人を見ると多くは絵を描き、文章を綴り、時に詩人は日常の暮らしの中に多くの感動を持っているように思います。それらの事が本項で言う「自身の周囲を通過する宇宙的想念を感受し、それらがもたらす日々新たな感動に心身を同化させている」ものと思われます。それこそが若さの源ということでしょう。
また自分自身以外のことに関心を持つということは、世の中全般や他者への関心、見守りという姿勢にも合致します。他人の世話をし、相談に乗ることもその一つであり、著者アダムスキー氏もそうした人達の良き相談相手となっていました。
他者の救済と通じても、自身が成長進化出来るということは、大いなる「善循環」と表現することが出来ます。


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