ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落274 [2015-03-06]


274 Interest, unlike concentration, does not deplete the cells. Due to their state of curiosity regarding the new information, the cells are open to the incoming force. Being in a free state, instead of using their stored-up energy as they do with intense concentration, the cells are so normally balanced in action that they receive equally as they give out; so no fatigue is felt.
274 関心は集中とは異なり、細胞を枯渇させることはありません。その新しい情報に関する興味を持った状況の為、細胞は入って来る力に対し開放しています。激しい集中ではそれら貯えたエネルギーを使っていたのに対し、自由な状態においては細胞は正常にバランスされ、出すのと同量を受け入れることとなる為、疲労は感じられません。



【解説】
テレパシー能力の開発過程で何故「関心」という心境が大事なのか、また、それがこれまでの努力の象徴である「精神集中」と何処が異なるのか、本項では著者が私達に説いています。
私達の全身の細胞が想念・印象を最初に感受する訳ですが、そのいわば昆虫達の「触角」とも言える鋭敏な機能を果たす為には、各細胞は周囲への関心を保ち、且つ十分健全な状況であることが必要であり、決して疲労状態であってはならない訳です。
最初の内は自分の周囲にどのような想念・印象がやって来るか、絶えず関心を持って見守ることで従来、気付かなかったものにも次第に気付くようになります。その時、重要だと思うのは、一旦得た印象もそれに一つ一つ執着していては次の印象に気付くのが遅れてしまいます。即ち、只、やって来る印象に気付き、受け入れる姿勢、それをいち早く再び解放する心境が必要ではないかと考えます。
最近、目にした雑誌の中の一文にあった記事です。「呼吸に集中し、頭から足先まで感覚を研ぎ澄ませる。外からの音を受け入れたらそれを手放していく。思考についても同じ要領で行うんだ。」(ホームレスの仕事を作り自立を応援する雑誌、The Big Issue日本版, vol.257, 2015年2月15日号、ベネディクト・カンバーバッチのインタビュー記事より)。どうも真理を掴んでいる人が多くなって来たように思われます。


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