ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落270 [2015-02-27]


270 Our aim in this study is to discover how far out we can work from any given point. We are not trying to draw the universe into the level of the human consciousness, but to turn the human consciousness away from the personal self, that it may become universal. So the development of the true sense-man, and the reception of telepathic communication, does not depend upon concentration . . . but upon interest.
270 この学習における私達のねらいは、どんな与えられた地点からも如何に遠くに私達が作用することが出来るかを発見することにあります。私達は宇宙を人間の意識のレベルにまで引き寄せようとするのではなく、人間の意識レベルを各自の個我から離して宇宙的にしようとしているのです。ですから、真の感覚人の発達やテレパシー的意思疎通は集積にではなく、関心に依存するのです。



【解説】
私達が向かうべき方向性について、本項は端的に述べています。とかく私達は自分の理解出来る範囲に物事を押し込もうとして来ました。これまでの経験に照らして物事を当てはめたり、宇宙の姿を自分の思う世界に当てはめようとすることを、「理解」だとして来ました。
しかし、本項は私達が進むべきは逆の方向であると指摘しています。これまでの自己の経験に全てを当てはめるのではなく、自らを逆に宇宙に拡大させるという訳です。従来の集中方向から逆に宇宙空間への拡張こそ、進む道であるとしています。
その為には、私達は自身の心境を自身の肉体の障壁を越えて拡張し、周囲に知覚領域を拡げることが重要です。自身の意識レベルを自由に拡張してどれほど遠くまで知覚範囲を伸ばすかということです。それは本文で言う自分以外の事柄を自分と一体、自分のもの、自分の事柄として常に関心を持ち、変化を察知しようとすることにあります。
このように自身を自我から解放することで、想念・印象をより広範囲で把握することが可能になるということにもなるのです。


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