ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落269 [2015-02-26]


269 It is true that all form is brought into being through a drawing together of free elements; that concentration is the father of manifestation. So if we are interested only in discovering how much space we can press into the smallest conceivable mass, concentration is a marvelous thing. But I sincerely hope that the goal for which we are striving is much higher.
269 全ての形あるものは自由な元素を互いに引き寄せることを通じてもたらされたこと、集積は創造の父であることは真実です。ですから私達が如何に考えうる極小な塊に空間を圧縮させることが出来るかを知ることだけに関心を抱くなら、その集積は驚くべきものになります。しかし、私としては私達が努力しているゴールはもっと高いものであって欲しいと心から思っています。



【解説】
いわゆる「雲とつかむような話」と形容されるように、私達はより確実、堅固なものを志向して来ました。それには、分子・原子が一つの形に結実した姿を究極のありようと思っていることの反映でもあります。
確かに宇宙空間の希薄な状態から、私達の惑星や地上の生物にまでに到るには莫大なる濃密さに分子・原子が集積されています。更にはその集積物がそのものとして機能させる為に様々な組織の分化が起こり、それらが一体的に活動することによって私達生命体がはじめて成立する訳です。
そういう意味では、私達各人の肉体は大変貴重なもの、高度な創造物と言える訳で、その他の宇宙空間に漂っている微小物質に比較して価値が高いと言えるかも知れません。
しかし、それだからと言って、私達自身が輝きを持っていると考えてはならないでしょう。希薄は宇宙空間から私達の現在の身体のように各個体を形成した英知、見えない力について先ずは感謝し、様々な事例について探求することが重要となります。このような集中、即ち創造力の具体的な現れに対して、私達が日頃、どのように観察しているかが問われることになります。


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