ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落268 [2015-02-25]


268 Let us look into past history, back to the great minds still influencing our thinking today. Here, we find the Master Teachers: Buddha, Jesus, Aristotle, Socrates, Plato, to name but a few, all sharing one common faculty. All were possessors of serene, balanced minds; which enabled them to pierce the veil of materiality and trace manifestation to its true Cosmic Source. Long after the big business tycoon has returned his body to the dust and been forgotten, their guiding words will continue to influence the destiny of the world throughout time
268 今日の私達の思考に今なお影響を与えている偉大な心について過去の歴史を覗いて見ましょう。ここに偉大な師である仏陀、イエス、アリストテレス、ソクラテス、プラトン等、わずか数人を挙げましょう。これら全員は一つの共通した才能を共有しています。全員が澄んでバランスがとれた心の持ち主であり、そのことが物質性というベールを貫くことを可能とし、真実の宇宙的源泉に繋がる創造作用をたどることを可能にしたのです。この大御所がその肉体を塵に返し、忘れ去られた後も長い間、彼らの導きの言葉は時間を越えて世界の運命に影響を与え続けることでしょう。



【解説】
私達が学び実践した結果、各々が体験して得た知識・知見は大変貴重と言えます。われは私達が学んでいるテレパシーについても物質同様に一定の法則の下に作用するものであり、その作用に時間や場所の制限はなく、所定の条件が満たされれば誰にも達成出来るものだからです。
本文では著者は5人の師を挙げて、偉大な魂であると私達に説いています。その5人の賢者は人類を長年月導くような優れた教えを残していること、その教えは物質から更に進んでその奥の因である宇宙的源泉にまで見通している大変、優れたものであると述べているのです。
その際、重要なのはその教えが以後、長らく人々の生き方を支える程の大きさを持つということでしょう。キリスト教をはじめ仏教でも尊師が語った言葉が経典として語り継がれ、今も修行や信仰の拠り所として世界中で読み継がれています。まさに、「天地は滅んでも私の言葉は滅びない」というイエスの言葉通りのことです。
その意味ではたとえ微力であっても、一人一人がかすかに掴んだ真理の断片を文字に表現し、それを残し、他の者の目に触れるような機会を持つことで、他の同行者に少しでも役立てられればと思うものです。


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