ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 1章 段落263 [2015-02-17]


263 Let us use an illustration such as this: We will take an ordinary pie tin, sprinkle a very light layer of fine steel dust over the bottom, then place it at one end of the room. Standing at the opposite end of the room, we will play a note on a violin. Since it is a recognized fact that a musical note creates a certain vibratory wave in the atmosphere relative to itself, if the note is held steadily we will find that the steel particles have moved about to form a picture of the note played. Because these particles are in a state of non-resistance, therefore easily moved, waves will appear in the layer of steel dust. This non-resistant state is comparable to the atoms when they are free in space, vibrating in harmony as they express Cosmic Cause. In this state they recognize their oneness with, and dependency upon, Cosmic Force.
263 このような事例を用いましょう。一般的なパイ焼き用ブリキ鍋を用意し、底に細かい鉄粉を極く薄く散らばせ、それを部屋の隅に置きます。部屋の反対側に立ってバイオリンで曲を弾くことにしましょう。音楽の音曲はそれ自体に相関して大気中にある振動波を造り上げることはよく知られている事実ですので、もしその音曲が一定に保たれれば、私達はその鉄粉が演奏された音曲の絵を形づくろうと動き回る様子を見ることでしょう。これらの粒子は非抵抗の状態にある為に、容易に動いて鉄粉の層の中に波紋が現れることでしょう。この非抵抗の状態は宇宙空間の中で自由に存在する原子達になぞらえることが出来、それらは宇宙の因を表現しながら調和した振動を起こしています。この状態の中で原子達は宇宙の力と一体化していることと、それに依存していることを悟っているのです。



【解説】
音楽の意義と作用は実際には本項に記されているように、空間を振動が伝わって私達の肉体細胞に到達し、振動に含まれるアイデアやメッセージをそれら細胞に伝達することにあると言えるでしょう。鼓膜での振動の受信ばかりでなく、身体全体でそのメッセージ振動を受信し、同調しているのかも知れません。
そのいずれにしても、私達の肉体細胞はこのような振動に同調し、その内容を表現する能力を有していることを自覚することは大切です。努めて良質な情報を志向して行かなければならないと古来から説かれていますが、それは私達自身、様々なものに影響され易いことにその理由があります。低次元の情報を見聞きすると身体もそれに呼応してしまうことは、多くの方に経験があることでしょう。
私達が本来、何処を目指すべきかは、明らかなのですが、そこを目がけて突き進むことは最初の内は容易ではありません。しかし、独りそこに向かって役立つ訓練を日々積み重ねることで、ますますその良質な源からの印象を受け入れ易くなることは間違いありません。


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