ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 1章 段落259 [2015-02-11]


259 The intense concentration of the particles composing the body has set up such a definite barrier of resistance to the free-flying atoms of space, that the form appears to be acting under a self-made law; or to have a separate will of its own. The law of evolution which has brought the cells of the body to such a fine degree of organization, or concentration, does in time lead them into a field of universal expansion so that this barrier of resistance is lessened; and the human consciousness becomes more receptive to the vibrations about it.
259 人体を構成する粒子の強固な集中状態は宇宙空間を自由に飛翔する諸原子に対し、断固とした防御壁を作り上げており、人体は自ら作った法則の下で行動している、あるいはそれ自身の分離した意思を持っているように見えます。人体の諸細胞にこのような緻密な組織、あるいは濃度をもたらした進化の法則はやがて、この抵抗の防御壁を宇宙拡張の領域に導き、その結果、この障壁は小さくなり、そして人間の意識はそれに関わる諸振動をより多く感受するようになります。



【解説】
私達各々の創造物が一旦物体として集約し、個体に凝縮するとそこには個体を守ろうとする意思が働くという訳で、ある意味、私達人間に自我(エゴ)が発達してしまうのは、自然の成り行きなのかも知れません。つまりは誰もが通る道の果てが今日の私達の状況ということになります。
しかし、進化の道はこれからであり、本文中にも触れられているようにやがてはこの外界とのバリヤー(障壁)を和らげ、外界との交流を促進することが求められています。それに呼応して自ら作り上げてきた自己防衛とも言える概念を捨てて、外から来る印象に対し門戸を開く必要があるということです。


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