ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 1章 段落258 [2015-02-10]


258 Because of its higher state of concentration, the same thing is taking place in our bodies to a much greater degree. The human consciousness, or personality, has come to the place where it is almost wholly interested in itself. That is, the chemicals composing the form are so highly organized that they do not feel the need of outside forces; although they must draw upon those sources for their support. Each human form is interested only in perpetuating itself; and through thousands of years it has created the habit of accepting only those impulses, or vibrations, that pertain to its own well-being.
258 そのより高密度の状況の為、同様の事柄は私達の身体の中では更に大きく起っています。人間的な意識、あるいは個性というものは、ほとんど全く自分自身にしか関心がない状態の所までに至っています。それは即ち、形を構成している化学物質は余りに高く組織化されている為、それらはそれらの維持の上から原材料を引き込む必要はあるものの、人体の外側の諸々の力を必要だとは感じていません。一つ一つの人体はそれ自身を永続させることのみに関心があり、何千年もの間、そのような衝動もしくは振動のみを受け入れる習慣を作り上げてしまい、それらは自身の満足の一部になっています。



【解説】
前項(257)に記されていたように、惑星程の大きさの物体になれば当然、それを構成する各要素・成分がそれを維持する為に莫大な力を結集することは容易に考えられます。私達の人体も同様で、その精密な器官を適切に運用して行く為に無数の仕組みがあり、各細胞・分子はそれに向かって日夜休みなく働いている訳です。
しかし、一方では本項に記述があるように、その個体の維持に集中するあまり、外からの印象・想念には門を閉ざしがちになるという訳です。この点について十分に注意しないとやがては自我(エゴ)のみの存在となり、本来のその創造物を通じて宇宙の創造主が表現したかった姿を達成出来ない状況に陥ります。
私達が宇宙的な印象・想念を感受しづらいのは、こうした事情にある訳で、この問題を解決することが本来の創造物の姿に生まれ変わることに繋がります。


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