ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 1章 段落253 [2015-02-03]


253 Nothing in the universe is at rest; so all things must be conscious. The only difference between consciousness and intelligence is that intelligence, or the perception of thought, is the result of consciousness, or activity, acting upon itself. In other words, thought is produced by one unit of consciousness contacting another unit of consciousness; and the recognition of thought is intelligence, or knowledge. Consciousness is abstract awareness.... intelligence is concrete awareness. Thus, all concrete facts, or phenomena, are merely manifestation of the abstract; and are dependent upon it for their existence.
253 宇宙には休止しているものは何一つなく、それ故に全てのものには意識的でなければなりません。意識と知性の間にある唯一の違いは知性ないし想念の知覚は、それ自身に作用する意識あるいは活動の結果であるということです。言い替えれば、想念は一つの意識単位からもう一つの意識単位と接触することで作り出されます。そして想念の認識は知性あるいは知識なのです。意識は抽象的な気付きであり、知性は具体的な気付きであるのです。このように全ての具体的な事実あるいは現象は、単にその抽象物の現れに過ぎず、その存在をその抽象物に依存しているのです。



【解説】
本項の意味は実に深遠です。特に印象的な内容は、想念を知覚することが知性であること、更にその知性は具体的な気づき(覚醒)である一方、意識は抽象的気付きであるという説明です。また、想念はどのように発生するかについても、意識と意識が接触することによるという点も重要なポイントです。
これらの諸点を必ずしも今すぐ理解出来る訳ではありません。少しずつ考えて著者がどのようなイメージを持って本項を記したのかを理解しようとすることが大切です。何故、「意識」をいう言葉を用いたか等々、アダムスキー哲学(進歩した他惑星の人達がたどりついた生命哲学)の理解の上で、重要な鍵を与えて呉れるのが本項です。
具体的になったもの、即ち結果を生み出した原動力が重要であり、それは言葉で表現すら出来ない抽象的とも言える存在があらゆる活動の源だということでしょう。皆さまのご健闘をお祈りする次第です。


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