ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 1章 段落251 [2015-01-30]


251 So the great teachers of the past, comprehending that real development cannot come until man has disciplined himself, refused to waste either their time, or that of the pupil, where growth would be doubtful. They understood that the Cosmic Law of Progression would in time inspire the person to realize the necessity of an honest evaluation of himself, and of his relationship to all creation. He would then know that self-control was a prime requisite.
251 その為、昔の教師達はその者が自身を訓練し終わるまでは真の発達がやって来ないことを理解していた為、成長が疑わしい間は、自分達やその生徒の時間を無駄に過ごすことを拒絶したのです。彼らは進化の宇宙法則はやがてはその者に自身について正直な評価を行う必要性を認識させることを理解していました。その者は次に自己統制が主要な必要条件であることを知ることになるのです。



【解説】
教師が弟子となる者に従順さを求めるには理由があります。それは単に教師の教えに従うことを要求しているのではありません。これから弟子となる者が真に成長出来る態勢にあることを見極め、それに相応しい準備が出来ている場合に対してのみ、入門を許すという訳です。そこには不用意な状況下で深淵なる教えを説いても、本人が拒否したり、混乱することを避ける必要があり、なまじ上辺の教義を覚えるだけでは益はないと分かっているからです。
実はアダムスキー哲学についても同様なことが当てはまります。入門者は急いで知識・情報を収集したい為、様々な情報を求める方も多いのです。しかし、その結果は、世の中に出回っている様々なニセ情報をも取り込むことになり、逆に混乱してしまうケースも多いように思われます。
本項にある教師に対する従順さは、実は人間としての教師に対するものではないという所を理解する必要があると思います。自分が日夜接する真の教師は自分自身の中にある生命活動であり、そこから与えられている印象の声に従順に生きること、その為には自分の心の勝手を許さず、ひたすら自分自身の内側から来る印象に聞き耳を立てることがポイントになるように思われます。


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