ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落240 [2015-01-14]


240 All experiments should be conducted as a game, for a serious attitude will produce tenseness; thereby defeating your purpose. Human nature being what it is, tension from trying too hard is bound to enter, so your first attempts should be for short periods only. These experiments should be discontinued at the first sign of fatigue, for nothing constructive can be accomplished then.
240 全ての実験はゲームとして行われるべきです。何故なら真剣な姿勢は緊張を作り上げ、それによって貴方の目的を挫くことになるからです。そもそもの人間の性質として、一生懸命やり過ぎると緊張が入り込むことになるのです。そこで貴方の最初に行う試みは短時間にしておくべきです。これらの実験は疲れの最初の兆候が現れたら、中断しなければなりません。それ以降、何ら建設的なものは達成されることはないからです。



【解説】
ここで著者がテレパシー訓練の取り組みについて、ゲームのように気軽に行えとする本来の意味についてよく考える必要があります。テレパシー訓練はいわば自分の心を対象とする訳ですから、先ずは心の取り扱い方について学ぶ必要があります。心は大抵、セッカチで直ぐに結果を見たいとする訳で、また肉体同様に疲れ易いことが挙げられます。まして長年月、惰性で生きて来た訳ですから、今まで眠っていた才能を引き出すことは容易ではない筈です。
つまりは無理せず、楽しみながらやるような余裕を持って、リラックスした状態で行えとしているのです。一生懸命に何かを得たいと闇雲に努力しても一朝一夕には進まないというのが、この種の訓練・修行の共通するところです。そこに「休まず、あせらず」と言われる由縁があります。長く取り組んでいれば、ある日何気ない機会に目覚めることも多いからです。
自らの持つ潜在的能力に気付き、それを発現する一連の修行がこのテレパシー訓練であり、その成果は各自の進化に直接結びつく大変重要な課題です。この課題は同時に各々が死ぬ瞬間まで精進すべきものであり、そのこと自体は決してゲームではあり得ないのです。その点を踏まえての取り組み姿勢だという点を理解しておくことが重要と考えています。


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