ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落238 [2015-01-09]


Suggested Exercises
238 If you wish to test your ability to receive impressions, there are many simple experiments you may try. But while doing so, always bear in mind these three important facts. First, when you allow the feeling to give the impression freely, there is no division between your mind and the mind of the one with whom you wish to communicate. Second, all objects are living forms. In their structure, besides the elements necessary for them to maintain their individualized form, each cell contains the same Intelligence which gives you life. Each particularized cell can receive impressions, and is capable of transmitting its experiences. Third, control your sense reactions carefully. They must remain completely neutral. Do not let your senses tell you anything is impossible simply because they have not had experienced it previously.
推奨される練習例
238 もし貴方が印象を感受する自分の能力を試したいと思うなら、貴方が出来る幾つかの実験があります。しかし、それを行っている間、常に心に留めて置いて欲しい大切な事実が三つあります。第一は、貴方がフィーリングに対し自由に印象を与えるように許す場合、貴方の心と貴方が意思疎通を行いたいと思う人物の心との間には何らの区別は無くなるということ。第二は全ての対象物は生き物であること。それらの構造の中には個々の形を保つ為に必要な元素の他に、一つ一つの細胞には貴方に生命を授けているのと同じ英知が含まれているということ。一つ一つの個別化された細胞は印象を受け取ることが出来、またその体験を発信することが出来るということ。第三は貴方の心お諸反応を注意深くコントロールすることです。心の諸反応は完全に中立に保たれなければなりません。貴方の諸感覚が貴方に何事も過去に経験したことがないという理由だけで、不可能だと告げさせてはなりません。



【解説】
テレパシーを実践するに当たって重要な概念について本項は3つの側面を説いています。
先ずは意思を通わせる相手との一体感です。そもそも相手と一体になることで相手の心に浮かぶのと同時に同じアイデアが自分の心に浮かぶようになるということかと思われます。知らず知らずのうちに双方が影響し合うことも発現するものと思われます。興味ある点はこうしたいわゆる心を寄せる行為は空間や距離に関わらず行われるということです。
更には心を通じ合う行為は相手は人間だけではないとする点があります。いわゆる無生物であってもそのものが体験したものを知ることが出来るということでしょう。竜安寺の石庭は日本を代表する庭園ですが、岩と小石からなる庭が見る者に壮大なイメージを与えることもこうした鉱物との交流の一例なのかと思われます。
最後に著者はこれらテレパシーの受信の際に、未知の印象、時として自分にとって怪訝な感じを持ったとしても、それら保守的な心の意見に耳を貸すべきではなく、あくまで心は自分の意見を述べるのではなく、中立な立場を貫くようにと述べています。外部からの印象を善し悪しの区別をするのは、即ち裁きにつながると警告しているのです。ありのままを受け入れて、その全体像を得れば、自ずとその良否が判明する筈であり、単に未知のものを毛嫌いしてはならないという訳です。
これらの要点を踏まえた上で、いよいよ各自のテレパシー訓練に入っても良いと著者は説いているのです。


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