ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落237 [2015-01-08]


237 Let us use the example of a wayward child. The parents will correct the child for a breach of discipline, but they do not condemn it. They understand that as the child grows, it will gradually learn right from wrong. All human beings throughout the Cosmos, are children learning lessons . . . and should be recognized as such. Jesus exemplified this when He said, "Father, forgive them; for they know not what they do." If this law is obeyed, we shall have no trouble in employing the Cosmic Language.
237 わがままな子供についての例を用いましょう。両親は躾を破ったとしてその子供を正しますが、責めることはしません。両親は子供が成長するにつれて次第に誤ったものと正しいものの違いを学ぶようになることを理解しています。宇宙を通じて全ての人類はレッスンを学ぶ子供達であり、そのように見なされるべきなのです。イエスはこう言ってそれを例示しました。「父よ許して下さい。彼らは自分達が何をしているのか分かっていないのです」。もしこの法則に従えば、私達には宇宙的言語を導入しても何ら問題は起きないでしょう。



【解説】
彼ら他惑星人が私達をどのように見ているかを、本項は端的に表現しています。私達は一見、大人のように見えても実際には自分の心をコントロール出来ない、やんちゃな子供なのです。やがて成長するにつれて、痛い体験を踏みながら誤った方向と正しい方向とを身に染みて知ることになる訳ですが、彼らはアドバイスは出来ても、私達本人が自覚しない限り、すぐには改めることは容易ではないかも知れません。人生の歩み方は各自で自覚して行く他はないということです。
しかし、それにも拘わらず地球には数多くの支援の手がこれまでにも差し伸べられて来ました。本文にあるイエスもその一人と思われます。ここで読者の皆様に注目して戴きたいことは、本文中のイエスの言葉「父よお許し下さい。彼らは自分達が何をしているのか分かっていないのです」という発言がどのような場面で発せられたかです。十字架に掛けられ槍で身体を突かれ苦しみの中にあってもなお、その者達を叱るのでも呪うのでもない、そのような大変な罪を許してやってくれと、イエスは述べているのです。
かくも大きな差があるのが、私達地球人と他惑星人達との間にある実態です。しかし、これほどまでの広い包容力を持って他人に接することがテレパシー能力導入に必要であることを著者は私達に示唆しています。宇宙に染みわたる生命力はそれ程に寛容は性質を持つということかと思われます。


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