ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落235 [2015-01-06]


235 There is one thing you must keep firmly in mind when practicing telepathic communication. Let no thought go out from you bearing discrimination, judgment, or harm to another form. And at all times guard vigilantly against allowing similar thoughts to enter your mind. Cosmic impressions, with their all-encompassing understanding of the whole, are the only three avenues which can be of any help to us in climbing the Ladder of Life.
235 貴方がテレパシー通信を練習する際にしっかり記憶して置かなければならないことが一つあります。それは貴方から差別や裁き或いは他の形あるものへの危害を帯びた如何なる想念も出してはならないということです。そして、常に同様の想念が貴方の心に入り込まないよう絶えず見張っていることです。全体に対する全てを包み込む宇宙的印象類のみが私達にとって生命の梯子を登る上での助けになり得る唯一の3つの大道なのです。



【解説】
原文では"Let no thought go out from you bearing discrimination, judgment, or harm to another form". (それは貴方から差別や裁き或いは他の形あるものへの危害を帯びた如何なる想念も出してはならないということです。)の部分は太字で印刷されています。それ程に重要なポイントがこの部分であり、私達はこの点を絶対に忘れないように心して置く必要があります。
更に言えば、何故私達が自らこうした差別や裁き、他者への危害を与えようとするような想念を発してはならないか、についてよくよく考える必要もあります。おそらくその理由の一つはこうした想念を発していると、その後は同種の想念・印象に同調し易くなり、遂には宇宙的想念が入り込みにくくなることが考えられます。
一方、このことは本人の未来にとっては、その後の進化に直接的に影響する重大な事項であることに注意が必要です。
古くから「怒りは敵と思え」という言葉があり、イエスも「右の頬を打たれたら、左の頬を差し出せ」と説いています。
実は身体の損傷以上に、心のあり方、その人の心境がその後の進化にとって大切な要素なのです。その為に、今生の命を犠牲にしたとしても、穏やかな心境こそ守るべき条件だと説いているように思われます。


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