ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落218 [2014-12-04]


218 Many mediums are caught in this trap, and never escape from the illusion that they are in actual contact with the person. Not understanding the workings of their own minds or the impressions coming from the cells of their bodies, and having no comprehension of the vast sea of thought vibrations within which they live, they eagerly accept the "prophecies and messages" contained in the innumerable frequency levels around them. True clairvoyance is a natural unfolding of the perceptions, which will be discussed in Part Three.
218 多くの霊媒達はこのワナに捕えられ、自分達がその人物と実際にコンタクトしている幻影から逃れ出ることはありません。自分自身の心や自分達の肉体細胞から来る印象類の作用を理解せず、また自分達が生きている広大な想念波動の海を理解しないまま、彼らは自分達の周囲の無数の振動数レベルに含まれている「予言とメッセージ」をひたすら受け入れています。これに対し、真実の透視とは知覚の自然な開示であり、それは第3部で討議されることになるでしょう。



【解説】
本書が執筆された当時、米国には多くの霊能者や霊媒者が居たことが本項の記述から分かります。その多くの者がいわゆる「霊感」を得て、未来の出来事を予言していた訳で、エドガー・ケーシーもそれに含まれるものと思われます。
同様の傾向は現代の日本にも当てはまります。街には多くの予言本が出回っており、皆来るべき災害を予言しています。そうする中で、多くのカルト集団が生まれ、自ら霊感を高めるにはどうすれば良いかを説いているものと思われます。
客観的に地球の行く末を見れば、このような災害が起こることは確かなのでしょうが、問題がそれらの多くがいわゆる超常的存在に由来していることです。一部の霊能者しか分からない源泉は大変危険です。以前にもCBAをはじめ多くの失敗例が日本でも起こっています。個人の心は大変、ずるく悪賢いものですから、それらの心に会員が利用される状況を問題視しなければなりません。
私達にもし、予言情報的なものが訪れたとしても、先ずは本人の内に秘めて置き、それが真実のものか、一時的なものかを確かめる必要があります。それ程、未来の予言情報は危ういものであること、また私達はそれらに影響されることなく、毎日、各自が為すべき仕事を遂行する必要があります。


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