ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 3章 段落193 [2014-10-27]


193 Remember, we have shown earlier that thought can become a habit. We can develop thought-patterns of selfishness, discontent and greed; or we can cultivate thought-habits of humility, serenity and generosity. The choice is ours. And if a true analysis were to be made, we would find our lives are governed less by circumstances than by our thought habits.
193 私が以前、想念は習慣になり得ると説明したことを思い出して下さい。私達は自己中心や不満、そして貪欲の思考パターンを発達させることも出来ますが、一方では謙遜や落ち着き、寛容の思考パターンを育むことも出来ます。選択は私達の自由です。そしてもし、本当の分析がなされるなら、私達が自分達の生活が周囲の環境より自分達の思考習慣に多く支配されていることに気付くことでしょう。



【解説】
戦うべき相手は自らの想念パターンということが出来ます。これまで様々な人々が想念の実現力、影響力について語って来ました。そもそも良からぬ想念には物事を進化させる要素はなく、あらゆる要素を悪化させるだけの内容でしかありません。
それに対して宇宙本来の上質な想念の持ち主はあらゆる災難を避け、その生命発現にも多くの道が拓ける筈です。それ程に私達の日常発する想念は力を持っていることを自覚しなければなりません。
よく環境がその者に影響を与えると言われますが、本項で著者が言うように、物理的な環境よりもはるかに大きく本人の日常的な想念パターンが本人に影響を及ぼしているということでしょう。
かつて仏陀がこの地球に生誕され、悟りを得られた時、周囲の弟子や従者達はもちろん、自然界の多くの野生動物達がそれを歓んだと仏典に記されていたと記憶しています。私達人間の抱く想念の力に目覚めることが如何に難しく、また素晴らしいことかを伝える物語となっている訳で、多くの者がその師を求めて来たことが分かります。
一人一人が日々の想いの中に少しでも仏陀のような存在になろうとする努めが重要です。


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