ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 3章 段落191 [2014-10-23]


191 The target of our hatred may be totally unaware of our attitude; or if he is aware, he can turn these thoughts aside by refusing to allow them entry. In other words, he can recognize our mental immaturity and not accept these derogatory thought vibrations from us. This adds frustration to our hatred, and causes us still more harm.
191 私達の憎しみの標的は全く私達の気持に気付かないかも知れませんし、或いは気付いてもこれらの想念が入り込むのを拒絶して、それらの想念を脇にどけることも出来ます。言葉を替えれば、私達の精神上の未熟さを認めて、私達からのこれら他人を傷つけるような想念振動を受け付けなくすることが出来るのです。このことは私達の憎しみに失望を加え、私達に更なる害をもたらすことになります。



【解説】
私達は知らない内に自ら自分に向けられる有害な想念波動に対し、自身を守るため防御機能を果たしているという訳です。優れた者は仮に自身に向けられた悪意があったとしてもそれを自動的にはね返し影響を受けることはありません。争い事の中にあっても平静さを保てるのはそれら低次な波動に同調しないよう自らを制御出来ているからに他なりません。
また一方では恨みを発した者の方にはそれがはね返って行くものと考えられる訳で二重のダメージを蒙ることになります。同様の意味では他人に善意を向けた場合、相手が仮に気づくことなくその想念が活用されず自身に戻って来ても、その作用は自身にも及ぶ訳で、作用は二重になる筈です。
私達の発する想念、そして更には私達の生命活動を動かしている宇宙的な印象類は周囲の者も自分自身もやがては人格を形作る重要な要素であり、物質(パン)のみで私達が生きている訳ではないのです。


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