ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 3章 段落190 [2014-10-22]


190 While we are discussing these undesirable emotions which play such havoc with our minds and bodies, it would be well to point out the danger of holding a grudge. When we nurse thoughts of hatred, feeding them constantly in our desire for revenge, we are poisoning our minds and our bodies as surely as if we were taking a noxious drug by mouth.
190 私達がこのように心や身体に大混乱をもたらすこれら好ましくない感情について議論する中では、他人に恨みを抱くことの危険性について指摘しておいた方が良いでしょう。私達が嫌悪の想念を育み、私達の願望の中で常に復讐したいと思う場合、私達はあたかも、有害な毒素を口から飲み続けているように自らの心と身体に毒を入れていることになるのです。



【解説】
長年の想いはその人を文字通り形づくるものです。怒りや悲しみ、恨みはそれぞれの内容を人体各部に染み込ませ、表情その他人体表現を作り上げます。丁度、粘土で塑像を形づくるように私達は自分の想念で自分自身を作り上げている訳です。
本項では恨みについても理由にかかわらず低次な想念を発するものとして強く戒めています。それは日々の想念はその内容により、良薬ともなり、また毒薬ともなる訳で、そのような不適切な想いは自身の肉体を自ら損なうことになることを忠告しています。
この地球には過去の長い歴史において争いが続き、また心の裏切りから多くの人々の恨みの想念も残留しているものと思われます。それらはまた私達にも悪影響を与え得る訳ですし、私達はそれらを鎮め、慰め中和する働きも期待されているように思われます。人々が穏やかに本来の人生を豊かに歩んで行けるよう、祈ることは宇宙的生き方の一つでもあります。少しでもテレパシー能力の開発に成功した者は、自分自身の事柄以上にこのような想念環境についても浄化に取り組む必要があります。


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