ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 3章 段落186 [2014-10-16]


186 However, through our uncontrolled emotions many of us keep these glands over-active a great part of the time; thereby throwing the chemistry of our bodies out of balance. This goes back to the need of controlling the senses; for it is the sense-mind that arouses and tolerates these destructive emotions. So it might be well for us to take a closer look at these emotions, which, unless guarded against, make up so much of our lives.
186 しかしながら、私達の制御されていない感情から、私達の多くは大部分の時間、これら分泌腺を過剰に活動させ続けており、その結果、私達の体内の化学システムのバランスを陥れています。このことは諸感覚を制御する必要性にまで遡ることとなります。何故なら、これら破壊的な感情を引き起こし、許容するのは感覚心であるからです。ですから、それに対し警戒しない限り、私達に生活の多くを占めるこれら感情に対し、より綿密に観察することは賢明だと言えるでしょう。



【解説】
これまで私達は自分の自我こそが主人公であり、自身の進路は自分で決定するとして来ました。そのこと自体は正しいのですが、その自我なるものを野放しに放任し、何らコントロールしなければ、やがては自我のわがままや不安定さに支配されることになります。
本項は体内の分泌腺を常時、過剰に作用させ、体内に要らぬ緊張状態を造り上げることが如何に問題があるかを説いています。
野生動物を見ると普段は落ち着いてのんびり過ごしているように見えます。しかし、彼らも身の危険を感じたり、獲物を得る時は驚くべき速さで走り回ります。実は私達は常時、このような状態を造り出して体内の細胞を疲弊させているのかも知れません。
そのことを防ぐには、先ず自らどのような想念を発しているかを観察することだと説いています。常に観ることで、観られる方は自ずと本来の正しい道を歩むようになります。チベット仏教寺院には巨大な眼のイラストが描かれていると聞いています。人々を観る、見守ることで正しい道を歩めるよう工夫されたものと思われます。


第2部 3章 段落185 [2014-10-15] <<  |  >> 第2部 3章 段落187 [2014-10-17]