ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 2章 段落181 [2014-10-08]


181 Upon her recovery she again took over the household duties. However, with her new outlook on life, a feeling of ease now prevails in the home. Where once guests were made uncomfortable by her eyes darting anxiously around the room, checking to see whether a cushion was out of place, a curtain not hanging straight, or an ash tray needing emptying, they now find a charming, composed, hostess, Where once she would have dashed for a cloth at the first sign of a thin film on the recently dusted furniture, she now laughs and says: "If you can write your name on the piano, it proves you're educated."
181 回復後、彼女は家事の仕事を引継ぎました。しかし、生活に対する彼女の新しい展望から、安らぎのフィーリングが今やその家庭を覆っています。かつては部屋の周囲に神経質そうに睨んでクッションが所定の場所から離れていないか、カーテンが真直ぐに吊り下げられていないか、或いは灰皿が一杯になって代える必要があるかをチェックする彼女の眼差しによって客達が不快にさせられていた場所で、今度は魅力的で落ち着いた女主人を見い出します。彼女がホコリを払ったばかりの家具についたホコリの薄膜の最初の兆候に対して、かつては布切れを取りに走ったのが、今度は彼女は笑ってこう言います。「もし、このピアノの上にご自分の名前を書ければ、教育を受けていることの証しですわ。」



【解説】
本項は各自の実生活において、何を最優先にすべきかを示しています。来客への「おもてなし」は、物理的環境の整備以外に大切なのは、客人の気持に寄り添った対応です。
本事例の場合、主人公はその本質をしばらく自宅から離れることで学んだ訳ですが、同様なことは旅行等で長期間自宅を留守にすることも良い転換の機会になるかも知れません。
いったん現環境を離れて、自分の生活を見直すことも必要だという訳です。今まで過ごしていた生活パターンが真に自分が望んでいたものか否か、単なる惰性の行きつく先であるかを点検することで、新たな発見と発展があるかも知れません。


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