ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 2章 段落182 [2014-10-09]


182 Her change of attitude reflects through the whole family. Now, their youngest boy, the only one still living at home, feels free to bring his playmates in after school for cookies and milk; and the grandchildren romp through the house with an abandon their parents were never permitted. The family has found a new fullness in life, a new freedom bringing laughter to replace the tension that once existed.
182 彼女の姿勢の変化は家族全員に反映します。家族の内、最も年少の少年は唯一、家の中で生活する存在ですが、学校が終わった後、おやつに自分の遊び友達を連れて来ても構わないように感じていますし、孫達は彼らの両親が決して許されなかったような放任の下、家中を走り回っています。家族は生活の新しい充実感をかつて存在した緊張感に代わって笑いをもたらす新たな自由を見い出したのです。



【解説】
本項の描写を見ると事例の主人公は孫も居るような中高年の主婦であることが分かります。人間というもの、年齢を重ねるにつれ本人の性格や気持ち、行動のパターンは固まりやすくなるものです。そういう意味から、本事例は劇的に状況を変えられた好例ということが出来ます。
私達自身あまり気づかないことですが、私達の日頃の想念や行動は互いに周囲の者に大きな影響を及ぼしています。私達の抱く想念は外観上何もないように思われますが、実は周囲の者に著しい影響を与えます。人が怒っている、落胆している、或いは楽しんでいる等々のことは言葉や顔の表情が表さなくても周囲の者は良く感知出来ているという訳です。その典型は家に居るペット達かも知れません。人間と動物とでは話す言語は異なりますが、互いに相手の状況は理解できるというものでしょう。
まずは自身の日常の想念をチェックし、少なくも他に害を及ぼすことのないようコントロールし、より上質なものに昇華させることで自身や周囲にどれ程の変化をもたらすのかを確かめることが重要です。


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