ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 2章 段落173 [2014-09-25]

173 This unnatural condition in the digestive system is the direct consequence of the strong thought vibrations of anger or anxiety impinging upon the body cells, and if continued long enough can cause serious and lasting bodily damage. Science has definitely proved that anxiety and tension can terminate in neurosis, ulcers, etc. So here is evidence that the sense-mind can bring suffering upon itself, the physical man. There is great truth in the saying, "As ye sow, so shall ye reap." for it is applicable not only to our morals, as most people interpret it, but to every facet of our lives. 173 消化システムにおけるこの不自然な状況は、肉体細胞に衝突して来る怒りや不安の強い想念の直接的な結果であり、もし長く続く場合は、深刻で続く肉体の損傷を引き起こす可能性があります。科学ははっきりと、不安や緊張はノイローゼや潰瘍を起こして終結することを証明しています。ですからここに、感覚心が自分自身、即ち肉体としての人間に苦痛をもたらし得ることの証拠があるのです。「播く種は刈り取らねばならない」ということわざには、偉大な真実があるのです。何故なら、それはほとんどの人が解釈するような道徳ばかりでなく、私達の生活のあらゆる側面に適用できるものだからです。



【解説】 「ストレスから胃が痛む」とか心因性の下痢になったとかは、よくあることで、各自体験されたこともあるでしょう。私達の心(感覚心)の問題はそれ自身の拠り所でもある自身の身体をも損なうなど、自ら播いた種(自ら発した想念)は自分自身に最も大きな影響を及ぼしているという訳です。 時々刻々発する想念は外部に影響を与えるのみならず、自身には更に大きな影響を与える訳で、私達の発する想念をコントロールすることが如何に大切かが分かります。 通常、私達の心は感受する側の能力は大変低く、鈍感なのですが、自分が発する想念が如何に周囲に影響を及ぼすかまでは理解出来ていません。以前、ルーサーバーバンクの"The Training of The Human Plant(1907)"という小冊子(現在はネット上に全編が公開されています。https://archive.org/stream/trainingofhumanp00burbiala/trainingofhumanp00burbiala_djvu.txt)を読んだことがありますが、その中で人間の幼児が最も感受性が高いとの記述があったように記憶しています。つまり、私達も生まれ落ちた直後は大変印象に鋭敏だった訳で、その後感覚心・エゴが拡大した結果、目に見えない対象については鈍感になってしまったものと思われます。イエスがニコデモに語ったように私達の第2の誕生もこうした原点に還ることを求めています。

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