ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 2章 段落165 [2014-09-15]


165 A number of years ago an acquaintance who had been feeling unwell, consulted a doctor. The doctor's diagnosis was that she was suffering from a serious heart condition, and that her teeth were so badly infected they would all have to be extracted. Naturally, she was very distressed by the diagnosis; and came to discuss it with me, asking for advise.
165 何年も前のことですが、長く気分が良くないと感じていた一人の知人が、医者にかかりました。その医者の診断は彼女が深刻な心臓の病を患っていること、また歯は細菌によりひどく感染している為、全て抜かなければならないだろうというものでした。当然のことながら、彼女はその診断によって大変心を痛め、助言を求めて私の所に相談に見えたのです。



【解説】
自分自身の肉体がどういう状況にあるのか、実際なかなか分からないものですが、それこそは大きな問題と言えるでしょう。自身に最も近く日々印象を交流しているべき肉体細胞の声を私達の心は気づかないまま勝手気ままに肉体を酷使しているのかも知れません。
もちろん症状が出れば私達の心もさすがに事態を認識するのですが、実際には症状に至るまでには長期間、身体内部で騒ぎが起こっていた筈です。私達の心はそれに気づかずに過ごしていたということです。
先日もある所でブヨと言われる小型の吸血ハエに刺されたことがありました。気が付くと両手3か所刺された訳ですが、彼らは実に巧みに近づき、対象にとまるや何ら気づかれることなく、所定の吸血活動を済ませます。今回も少し油断していた内に刺されてしまいました。その後長期間後遺症に悩まされることになった訳です。
この場合も手の細胞は虫が皮膚の細胞を切り裂いて血を吸っていると通報していたと思われますが、心は他の事項に夢中で気づこうとはしなかったのです。はからずも自然界で生きて行く上で絶えず心を警戒の状態にしておくことの重要性が身に染みた体験になってしまいました。


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