ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 2章 段落163 [2014-09-11]


163 Atoms are endowed with alertness or awareness, and through feeling, can impress their messages upon man's mind. For instance, we may be strolling down a lonely road, or hurrying along a busy street; the mind occupied with its own thoughts when, through feeling, we become aware of someone staring at us. As yet the eyes have not seen this person, nor was the preoccupied mind aware of his presence until feeling alerted the brain. It was the cells of our body, responding to the directed thought from the other person, that alerted our mind to his fixed attention upon us. This same alertness can be awakened in us by the gaze of any living form.
163 原子達には警戒即ち、知覚力が授けられていますし、フィーリングを通じて自らの伝言を人間の心に印象付けることが出来ます。例えば、私達が人気(ひとけ)のない道を歩いている、あるいは賑やかな街路を急いでいるとします。心はそれ自体の想念によって占められていますが、フィーリングを通じて誰かが自分達を見詰めていることに気付きます。目はこの人物を見ていませんし、印象が頭脳に警告するまで、その存在に気付きませんでした。私達の心にその人物から私達へ動かない注目について警告したのは、その者から放射された想念に呼応した私達の肉体の細胞なのです。これと同じ警報は他の生き物の凝視によっても私達に知覚され得るのです。



【解説】
実質上、私達が他人の想念を感知できるのは、私達の肉体細胞の原子達がそれを感じ取り、そのことを脳に通報することによると本項は解説しています。
つまりは私達は全身で印象を感じ取っているという訳です。その為には身体全体をリラックスさせ常に鋭敏なる状態に保っている必要があります。丁度自然界の動物達が天敵の存在を感知し、じっと身を潜める時や植物が栄養分の存在する方向に地中深く根を伸ばす等、様々な場面で自身の身体を使ったテレパシーを活用しているものと思われます。
こうした事柄は長年、「本能」とひとくくりにされて来ましたが、その実態は極小単位の原子達が支えていたという訳です。私達が日常暮らす中で、自身の身体を如何に鋭敏にするか、その為には微細な印象の伝達に気づくよう心を澄みきった状況に整えておく必要があることが分かります。


第2部 2章 段落162 [2014-09-10] <<  |  >> 第2部 2章 段落164 [2014-09-12]