ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 4章 段落131 [2014-07-25]

131 Our senses of sight, hearing, taste and smell should be nothing more than conveyors of information to the brain, not the autocratic rulers of our lives. They should be our servants-not our masters. As you study these four senses, you will find they continually exalt their position in the scheme of life, belittling all that they see about them. Do not let this happen.

131 視覚、聴覚、味覚及び嗅覚から成る私達の感覚は、脳への情報の伝達人でしかなく、私達の命の独裁的支配者ではありません。それらは私達の召し使いであるべきで、主人ではない筈です。貴方がこれら四つの感覚を研究するにつれ、それらが見るもの全てを軽視することで、生命の図式における自らの地位を常に押し上げようとしていることを発見するでしょう。このことを起らせてはいけません。

【解説】 自らをより上等なものとする為には、相手をけなすことが手っ取り早い方法です。そういう意味では、私達の感覚は対象の欠点を見つけることで、感覚自身を含めた自己をより優位な存在に仕立てようとする訳です。 しかし、アダムスキー氏はここに既存の感覚の大きな問題があると私達に説いているのです。 その意味する所は何処にあるかを私達自身で考える必要があります。それは「謙虚さ」ということです。対象を前にする時、いかなるものに対しても尊敬感を持ち相手の神性に着目するということでしょう。かつてアダムスキー氏は同乗記の中で金星や土星の人々の創造物に対する驚くべき尊重の姿勢を述べています。私達から言えば、はるかに進化した人々が当然見下してもよさそうな私達に対し、憐みや尊重の気持ちを持って見守ってくれていることは、大いに参考にすべき事柄です。 先ずは他者を裁く各感覚の統制、訓練を実践すべきだということです。

第1部 4章 段落130 [2014-07-24] <<  |  >> 第1部 4章 段落132 [2014-07-28]