ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 4章 段落109 [2014-06-24]


109 Thought is not sent out in one straight line as a bullet travels from the barrel of a gun. It goes out in billions of straight lines in all directions. We may imagine a thought as a spark of light, with radiations extending as an equal force in all directions; giving the impression of a sphere at any point of its expansion. And like light, a thought vibration once created, will extend indefinitely unless intercepted by some object capable of absorbing and dissipating that particular ray of energy.
109 想念は鉄砲の銃身から打ち出される弾丸のように一本の直線として送りだされるのではありません。想念はあらゆる方向に向けた何十億の直線のように外に出て行くのです。私達は光のスパークのように拡大する過程のどの地点でも球体に見えるような、あらゆる方向に等しい力を広げながら拡大するものとして想念を想像しても良いかと思います。そして光のように、一旦造り出された想念波動は、そのエネルギー線を吸収し、消失することが出来る物体によって遮られない限り、無限に拡がって行くのです。



【解説】
本項は想念の伝わり方を示しています。私達が発する想念は、言い換えれば私達が発信源となって周囲に想念の波を放出するような訳ですが、それは仮に特定の目的、特定の対象への想いであっても、実際には宇宙全方向に対して発せられるものであると解説されています。
このことは発する本人の想念は誰でも感知できるものであり、およそ秘密の想いというものはあり得ないということでしょう。深海深く潜行する潜水艦との交信にテレパシーが使われようとしていたという話も十分可能性がありますし、世の中で重要な発明というものが実は同時期に異なる場所、異なる者から為されることが多いという話も、これら想念の全方位的な進行という特徴を反映しているものと思われます。アイデアをキャッチ出来れば、誰でも類似した発見が出来ることになるからです。
私達は日常的にある時は自ら想念を発し、またある時は他人の想念を感知することを繰り返している訳ですが、少なくても想念の持つ潜在的な実現力をよく理解した上で、その取扱いは丁寧にすべきことは言うまでもありません。自ら良い想念の発信者となり、良質な想念を感受することを日常の目標にすべきなのです。


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