ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 4章 段落106 [2014-06-19]

106 It is this force that brings into existence, and activates, the atoms of form. But form in this sense is not confined to visible manifestation alone; for the same atoms which make up solid substance, also make up the elements of space. To our present knowledge, there are some hundred odd elements; out of which innumerable compounds and compositions are created. We are living in what could rightly be called a chemical universe; conceived out of Intelligence, and perpetuated by Force. Each manifestation we see about us is the effect of chemical action and reaction. Light, heat, sound, growth and disintegration, are all chemical actions. And believe it or not . . . thought is also a chemical action!106 形有るものの原子達をこの世に存在させ、活性化させているのはこの力なのです。しかし、この形有るものという意味は目に見える創造物だけに限定されてはいません。何故なら、硬い物質を造り上げる同じ原子達が、宇宙の諸要素を造り上げているからです。私達の現在の知識では、百余りの元素がありますが、その中から無数の化合物と複合物が造り出されています。私達は正しく化学的宇宙と言うべき中で暮らしているのです。即ち、知性の中から孕まれ、力によって永続されているのです。私達が目にする個々の創造物は化学的活動と反応の結果です。光、熱、音、生長や分解は全て化学的反応です。そして信じないかも知れませんが、想念もまた、化学反応なのです。
【解説】 人体は細胞レベルでも60兆もの細胞から出来ており、それらは互いにバラバラに存在するのではなく、一人の人体を構成しています。その先の原子・分子の世界になるとどれほどの数が存在するか、見当もつきません。これら全てが本項で言う一つの力(Force)が由来で造られているという訳です。もちろん、その力は何か特殊は要素というよりは、万物を存在させている力と言った方が良いかも知れません。 私達は自身も含めてこの化学的世界に生きている訳ですが、文末にあるように私達の想念や印象すらも原子の化学反応だと指摘しています。つまり心湧き立つ素晴らしい印象を持つ時、それらは単に精神的な高揚に留まらず、身体各部の細胞更には周辺の環境を構成している原子・分子達に驚くべき作用をもたらし、生命力を与えることになります。 想念自体が化学反応の性質があるとしていることは、想念の伝達や作用その他が他に伝播する時のことを想定すれば、良く理解されるかも知れません。体内に起こる化学変化と想念は密接に繋がりあっているという訳です。 また同時に、私達はテレパシー問題は心霊その他の神秘主義からのアプローチは誤りであることについても明確にして置く必要があります。本講座は想念活動は原子に由来すると具体的な解説をしているからです。即ち、私達の探求の目線は、自らの身体や周辺における原子達に振り向け、そこから来るメッセージに耳を傾けることが必要になっています。

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