ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 4章 段落105 [2014-06-18]

105 Of universal force we know little except that it has two fields of action; attraction and repulsion. These are transformed into energy, which pervades all substance, or form. We recognize force only by the effect of its actions, which in mechanical fields is known as energy; and in psychological studies as thought, emotion, etc.

105 私達は宇宙の力について、只、それが引力と斥力という二つの行動の場を持っているということ以外、ほとんど知ってはおりません。これらの場はエネルギーに変換され、全ての物質、或いは形に行き渡っています。私達は力をその行動の結果から認識するだけであり、その力は機械分野ではエネルギーとして、心理学の研究においては想念や衝動等として知られています。
【解説】 宇宙における力の本源が引力と斥力、即ち吸引と反発から成るものであり、その結果生み出されるエネルギーの一つに想念があると本項は説明しています。 電気や磁気にはプラスとマイナス、NとS極があるように全ての力の本質はこの2つの対になった性質の要素から成り立っています。よく言われるように水面の波の伝播は各ポイントにある水の粒子が上下に振動する中でエネルギーが隣接する粒子に次々に伝わる現象です。これら振動現象は物質の波のみならず、電気や磁気の波についても当てはまるものでしょう。 ここで考えるべきは、私達の想念についてです。想念を衝動の波だと考えれば、その伝播も上述の波の場合と同じような仕組みが考えられます。私達自身の心も含めて、宇宙空間には、想念を容易に伝播する要素が詰まっており、その媒体を通じて想念は容易に宇宙くまなく伝播するというものです。まだ、明言できる状況ではありませんが、ある種のエネルギーとして想念を見る時、それらは宇宙くまなく伝播する波動と見ることが出来、私達は自分の心の中を一瞬、通過する想念波動を感知することで、想念の内容を理解するというような仕組みかと思われます。

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