ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 3章 段落097 [2014-06-06]


097 Normally, we are not aware of these thoughts; and we would indeed live in a slow-motion world if every action had to be expressed consciously in this manner. Yet no movement or action is possible without first having a blueprint drawn and an order given. The command for every physical move must first be a thought in the mind.
097 普通、私達はこれらの想念には気が付きません。また、もし一つ一つの行動が、このように意識的に表現されなければならないとしたら、私達は確かにスローモーションの世界に生きることになってしまいます。しかし、最初に青写真があり、指令が与えられなければ、どんな行動も不可能です。あらゆる肉体の動きに対する指令は最初に心の中の想念でなければならないのです。



【解説】
私達が抱える問題の源が「心」なのですが、その心は本項に示されるように、人間の様々な行動を一つ一つ指示するという重要な役割を持っていることが分かります。逆に言えば、心無くして私達は行動を何一つ起こせない訳です。もちろん、心が抵抗の姿勢を取る、或いは落胆して何もやりたくなくなった場合には、外部の者がどのように働きかけても一歩も前に進ませることも出来ません。心が凝り固まって何も受け付けなくなると、本人は何も出来ない状況に陥ってしまうことになります。
他方、私達の身体の中には心による影響を受けない器官も多くあります。心臓その他の臓器がそれです。それらは心が落胆しようと有頂天に喜んでいようと、或いは眠りについていても関わり無く所定の活動を行います。しかし、それらも心の指令を受ける器官と同様、何らかの指示を心とは別のところから受けているものと思われます。その指導的想念こそ、宇宙本源から放出されているものであり、私達が求めている印象の筈です。
これら心とは別に人体の維持に不可欠な生命活動を支えている印象類の流れを自ら探求することがこれからの私達の学習目的になるものと思われます。手ごわい「心」を見つめて、それを本来の位置に据えなおすことによって、それが可能になるということでしょう。


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