ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 3章 段落096 [2014-06-05]

096 For instance: you are reading. When you reach the bottom of the page you will turn it and continue to read. Yet, before your hand made the slightest move to turn the page, your mind first had to formulate the thought, "This is the end of the page. Turn it and continue reading the next."096 例えば、貴方が本を読んでいるとします。貴方がそのページの最後に到達したら、貴方はページをめくり、次を読み続けるでしょう。しかし、貴方の手がページを返そうとわずかな動きをする前に、貴方の心は最初にその想念を形作る必要がありました。「ページの終わりだ。ページを返して次を読み続けよう」と。

【解説】 実は全ての行動は心の指示に基づいているのです。即ち、私達の行動は心の反映であると言っても良いでしょう。その点について最近思うことは、本書が執筆された当時、世の中に出回っていなかったコンピュータゲームなるもののことが気になっています。以前にも書きましたが、ゲームの仮想空間の中では多くの戦いが設定され、小型のゲーム端末のキーを操作して相手を倒し、殺すことで多くのゲームが進行して行きます。 この場合、注意したいのは、仮にゲームの仮想空間の中とは言え、ゲームに興じる者は自身で殺人を体験していることになります。これら殺戮のゲームが著者の心にどのような影響を及ぼすかは明らかであり、今日の社会悪化の元凶のような気がしています。 今や無人飛行機ではるか離れた基地から敵地を居ながらにして攻撃する時代になっており、無人機の操作パイロットはゲーム感覚で実際の戦争をする時代になりつつあります。 結局、形態はどうであれ、そのような行動に対する指示は心が放っている訳で、心はその行動に対する責任があることになります。普段、私達が何気なく行っている行為も、その全ての行動の指示指令は私達の心が行っていることを、私達はよくよく自覚する必要があります。

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