ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 3章 段落076 [2014-05-08]

076 Let me explain it in this way. The mind of the average human we encounter today expresses only the opinions gathered from the reactions of his four senses. Therefore, his so-called intelligence is hampered by his likes, dislikes, and autocratic judgment of all that he does not understand. He should not be condemned too harshly for this. It has been the accepted attitude for ages. We have allowed our four senses to be the domineering rulers, quarreling and dissenting amongst themselves; totally unaware of the Creative Force which brought them into being.

076 このように説明しましょう。今日私達が出会う平均的な人の心は只、その人の四つの感覚の反応から集められた意見だけを表現しているということです。その為、その人のいわゆる知性はその人の好き嫌いや、自分が理解しない物事すべての専制的な裁きによって妨げられています。しかし、人はこのことについてあまりに厳しく非難されるべきではありません。それが長年にわたって受け入れられて来た態度であるからです。私達は私達の四つの感覚が威張り散らす支配者達であることを許して来たのであり、それらは言い争い互いに異議を唱えながら、それらを産み落とした創造力に全く気付いていないからです。

【解説】 前項(075)で著者が示している生命躍動の根本的な力を理解する上で障害になっている状況を本項で示しています。私達のこれまでの姿勢が単に各感覚の代弁者に過ぎず、より本質的な理解に向かうことなく、その場その場の裁きに明け暮れていたことに問題があるとしています。 しかし一方では、このような状態に陥るのも私達にとっては自然の成り行きであると慰めています。 私達がこの状況から抜け出し、真の進化の道を進む上で、この問題に取り組むことは避けては通れません。自分の心の動きを観察し、何処に問題があるのかを理解すること、また時に垣間見る生命力溢れる力(force)の姿を大切にして、自らをこれまでの心でなく、フィーリングを通じてやって来る宇宙的想念に従うよう訓練することが大切です。

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