ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第1部 3章 段落075 [2014-05-07]


075 Once I understood this, I knew that this force, born of Cosmic Intelligence, is the foundation of all life. Nothing need be added; all is present. But I, as a physical man, must recognize and begin to use this all-inclusive power. At this point, I took a closer look at my mind. To my surprise, I found it badly equipped and behaving like a tyrant ! I saw it was merely the spokesman for the sense reactions; not the Knower of Cause.
075 一度このことを理解するや、私には宇宙的英知から生まれたこの力が全ての生命の土台であることが分かりました。何も加えられる必要がなく、全てがそこに在るのです。しかし、肉体の人間としての私はこの全てを包括する力を認識し、応用し始めなければならないのです。この時点で、私は自らの心を注意深く見詰めました。その結果、驚いたことに、私は心がひどく身構えて暴君のように振る舞っていることに気付いたのです。私にはそれが因を知るものの代弁者ではなく、感覚反応の代弁者となっているに過ぎないことが分かりました。



【解説】
重要な点は、私達一人一人には全てのもの、即ち生きる為に必要な知識も資材もあらゆるものが既に備わっているということです。必要な知識は少し必要になれば直ちに与えられますし、真に必要なものは無尽蔵に与えられる体制にあるという訳です。
結局の所、満ち足りた環境に居る訳で、このことを理解すればあくせく働く必要はなく、穏やかで喜びに溢れた生活を送ることが出来ます。ここで唯一問題となるのが、私達自身の心の在り様なのです。私達の思考を指図する心は実は単なる感覚による裁きの代弁者になっており、本来の機能を果たしていないことが問題となっています。一人一人が時々刻々発する想念は実現力を有している訳で、粗い攻撃的な想念は自らの周囲に類似した状況を造り上げてしまいます。その甚大なる想念の力こそ私達は畏れる必要があり、自らを律する必要がある訳です。
他方、私達の進むべきは、この無言で一見掴みようもない力(force)を探究することです。既に他の生物は皆、この力を活用し切っている訳で、自然界における様々な生命活動こそ、その力の現れと観ることが出来ます。自然観察、自然鑑賞を通じて、本校で著者が言う宇宙英知を起源とする力を理解することが重要な所です。


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