071 These unfortunate individuals, rather than being envied, should be pitied. For the little sentinels who stand guard constantly throughout the body to flash warnings to the brain - nature's switchboard - of any unusual condition, are our staunch friends. Let us say we run a splinter in our hand. These sentinels, or nerves, immediately set up a clamor, informing the brain that a foreign substance is exerting pressure upon the surrounding tissue. We then relieve the pressure by removing the splinter and the wound will heal. But if the brain had not received this information because the nerves were not functioning properly, we would have been unaware of the splinter until the body, in trying to expel it, had caused the area to fester. But it is a physical condition; and lack of this nerve feeling has no more to do with a person's telepathic receptivity than the color of his eyes.
071 これら不遇な人達はうらやましがられるよりは、哀れまれるべきです。何故なら、どのような異常時であれ、自然界の交換機のように脳に警報を発するべく、体中を常に警備に立っているその小さな歩哨達は私達の信頼する友人達であるからです。私達が手に棘を刺したとしましょう。これらの歩哨達、神経はすぐさま大声を発し、脳に異物が周囲の細胞組織に圧力を加えていることを伝達します。私達は次にその棘を取り除き、その傷はやがて癒えます。しかし、神経が適切に機能していなかった為に脳がその情報を受け取らなかった場合には、私達は肉体がそれを追い出そうとしてその部分を化膿させようとするまでは、その棘に気付かなかったことでしょう。しかし、それは肉体の状態であり、この神経フィーリングの欠如は両目の色以上に各自のテレパシー感受力に関係するものではありません。
【解説】
身体における触覚の役割について本項は説明しています。通常、痛みや痒みが私達は毛嫌いし、それらの感覚を麻痺するような薬剤を処方されることが多いのですが、本質的には私達の肉体をガードする大きな役割を担っていることが本項を読めば良く分かります。
しかし、これら触覚(神経フィーリング)と私達が追求しているテレパシーに係るフィーリングとは別のものであると本項は説いています。根本的には同種の原理で働くものの、具体的な存在形態や機能が異なるものと思われます。触覚(神経フィーリング)や他の4つの感覚は肉体の該当する感覚器官が損傷を受けた場合には失われるものですが、フィーリングは失われることはないようです。このことはフィーリングこそが生命に直接係る基本的な認識経路であることによるものと思われます。
また、このフィーリングは人間のみならず、あらゆる生命体と共有出来るものであり、互いにフィーリングを通じたコミュニケーションを図ることが出来ます。植物と話たり、動物と会話する等々の事柄はこのフィーリングを通じて行われるものと考えます。
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